パイプの加工・カットの自動化・省力化や、選定・比較に関する専門情報サイト

  • お問い合わせページへのリンクボタン
  • twitterへのリンクボタン
  • instagramへのリンクボタン
  • youtubeへのリンクボタン

パイプ加工機技術記事 詳細

最適なCNC パイプベンダー機 を選定するためのポイントとは?

「CNCパイプベンダー機の導入を検討しているが、どの機種が最適かわからない…」なんて悩まれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんなお悩みをお持ちの方に向けて、本記事では最適なCNCパイプベンダー機を選定するためのポイントをご紹介します。

最適なCNCパイプベンダー機を選定するためのポイント

最適なCNCパイプベンダー機を選定するためのポイントは主に下記の5点となります。

①直径
②肉厚
③材質
④形状
⑤加工品質・精度

下記にてそれぞれの選定ポイントについて詳しく解説します。

直径

最適なCNCパイプベンダーを選定する際に考慮すべき一番のポイントは、加工対象となるパイプの直径です。CNCパイプベンダー機の最大対応パイプ径は、機種により大きく異なります。そのため、機種を選定する際には、加工対象となるパイプ径の幅を想定し、それに応じて機種を選択することが重要となります。しかし、あらゆるパイプ径に対応ができると考え、必要以上のスペックを持つ機種を選定すると、ツール等に過剰な費用がかかるだけでなく、生産性が低下し、エネルギー消費が増加する可能性がありますので注意が必要です。

下記は、BLM GROUP製のCNCパイプベンダー機「ELECT」の各モデルの推奨直径範囲を示したグラフですので、是非ご参照ください。

肉厚

パイプ径と同様に加工対象となるパイプの肉厚も、最適な機種を選定する上で重要なポイントとなります。加工対象となるパイプの肉厚が厚い場合は、曲げ加工に必要な出力が大きくなります。そのため、より大きな出力を発揮できる、最大対応パイプ径が大きな機種を選定する必要があります。直径だけを考慮して機種を選定すると、「肉厚が厚いパイプの加工に対応できない…」といったケースが発生する可能性があるので、注意が必要です。

材質

材質ごとに延性が違うため、材質によって最適な機種は大きく異なります。例えば、銅、アルミニウム、低炭素鋼などは、延性が高く、容易に曲げることが可能な材質となります。反対に、高炭素鋼、合金鋼、チタンなどは、延性が低く、曲げ加工が難しい材質となります。これらの材質の曲げ加工を検討している場合は、特殊なスペックを持つ機種を選定する必要があります。

形状

基本的に、CNCパイプベンダー機では、標準形状のパイプの加工に対応することが可能です。しかし、下記画像のような非標準形状のパイプの加工に対応できる機種は限られています。理由としては、標準形状のパイプの加工と比較すると、非標準形状のパイプの加工は、出力、ツールの寸法などあらゆる要素が異なるためです。そのため、導入前に加工対象となるパイプの全形状に対応することが可能な機種であるか入念に確認する必要があります。

加工品質・精度

最後のポイントは、加工品質・精度です。自動車、航空宇宙、産業用車両などあらゆる業界でCNCパイプベンダー機は活用されています。もちろん、その業界、用途によって求められる品質・精度は異なります。そのため、最適な機種を選定するために、お客様が求めている加工品質・精度をクリアできるか、テスト加工により入念に確認することをお勧めします。もちろん、BLM GROUP JAPANではテスト加工サービスも行っておりますので、加工品質・精度の確認に是非ご活用ください。

パイプベンダー機機能比較表

今回ご紹介したCNCパイプベンダー機の選定に役立てていただける「パイプベンダー機機能比較表」を無料でダウンロードすることが可能です。下記より是非ダウンロードください。

>>ダウンロードはこちら

まとめ

今回は、最適なCNCパイプベンダー機を選定するためのポイントをご紹介しました。パイプ加工機の選定には、非常に高度な知識が求められます。上記のポイントはもちろん、それら以外にも、様々な要素を鑑みる必要があります。弊社では、お客様のご要望に合わせて最適なパイプ加工機を提案いたします。パイプ加工機の導入を検討している方はお気軽に弊社にご相談ください。

>>お問い合わせはこちら