【パイプ曲げ加工とは?】 パイプ曲げ 加工の種類を解説!
2021/6/2
パイプ加工機による曲げ加工には、「ドロー曲げ」と「ロール曲げ」という2種類の方法があります。今回は、2種類の曲げ方法について紹介致します!
2種類の パイプ曲げ
パイプ曲げ 方には2種類あります。ドロー曲げとロール曲げです。
ドロー曲げ
ドロー曲げとは、パイプベンダーでの一般的な方法でパイプをクランプで保持した状態で引っ張りながら曲げる方法です。ドロー曲げの優れている点は、後述のロール曲げと比較して精度が出しやすく、ものによってはパイプ径1D以下(パイプ径が曲げRよりも小さい)でも曲げることが出来ることです。ただし、金型に巻き付けて曲げRを生成するので、決まった曲げRでしか曲げることができません。そのため、金型が大きくなってしまうような大きなパイプ曲げはできません。
ロール曲げ(バリアブル曲げ)
ロール曲げとは、3本ロールのような方法で回転する機構部にパイプを保持させて、押しながら曲げRを生成する曲げ方です。別名バリアブル曲げとも呼ばれます。パイプのサイズの10倍以上のサイズから曲げることができます(例:φ20のパイプ→R200以上の曲げが可能)。ロール曲げの優れている点は、途中で曲げRを変更できるなど、融通を利かせやすいことです。ただし、パイプの塑性に影響されやすく、ドロー曲げほどの精度が出せません。
こちらの動画で実際にパイプを曲げている様子をご覧いただくことができます。
まとめ
今回は、パイプ曲げ加工の種類について、ご紹介しました。上記の動画でご紹介しているCNCパイプベンダー機であれば、ドロー曲げとロール曲げを一度に行うことができ、生産効率を飛躍的に高めることが可能です。
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