パイプ加工 の無人化について
工程を無人化出来る!? パイプ加工 システムのご紹介
まずは、こちらの動画をご覧ください。
こちらの動画のシステムは、
・パイプ母材の歪み矯正~供給
・エンドフォーミング(端面処理)
・パイプ切断
・パイプ曲げ
上記の工程 を、すべて自動で実施しております。それぞれの工作機械は独立して動作しておりますが、ワークを送る作業には「ロボットアーム」を使用し、また機械同士で連携をすることで、無人での生産を実現しております。上記動画でご紹介している加工システムは、同時に2種類の加工品を1時間当たり112個ずつ製作することが可能です。
パイプ加工 の無人化におけるメリットとは?
さて、上記のような複数種類の加工品を、パイプ加工機+人の手で実施しようとした場合、一般的な加工業者さんであれば、リードタイムが長くなってしまい、数日かかるのではないでしょうか。また、人の手で実施した場合、工程が複数ある都合上、同じ工程を1度にまとめて実施することが多いため、どうしても仕掛りが発生してしまうだけでなく、仕掛りから次の工程へ移動させ、セットする点で時間がかかってしまうのではないでしょうか。具体的には、
・材料を購入→1日 (仕掛品)
・矯正、寸法切断→1日 (仕掛品)
・フロントフォーミング→1日 (仕掛品)
・曲げる→1日 (仕掛品)
・バックフォーミング→1日 (完成品)
合計5日かかる、ということも想定されます。 しかし、動画の全自動加工システムの場合は、1日に8時間稼働させると仮定すると、1種類で450個、2種類で900個近くを交互に同時生産することが可能です。そのため、仕掛りが発生しないだけでなく、リードタイムの短縮をも実現することが可能となります。このことは、加工業者様にとって大きなメリットなのではないでしょうか?
完全無人パイプ加工システムの詳細について
先ほどご紹介した動画の加工システムは、BLM Group製加工機を使用することで実現することが可能です。ここでは、上記の加工システムを構成している機種のご紹介を致します。
・3-RUNNER
コイルの状態から矯正することが出来るパイプ矯正機、フォーミング機、そして切断機がこの1台でまとまっており、今回の自動化の要です。
・SMART
曲げ工程に必要なCNCパイプベンダーです。
・E-SHAPE
そして、パイプ端面加工に必要なフォーミング機です。
上記の機種間をロボットアームで供給、送りを実施することで、完全な無人化を実現しているのです。
このように、BLM Group製品は、生産量増大に伴う加工効率化を、自動化ソリューションで対応することが可能です。もちろん、スタンドアローンでの加工機の運用も可能です。パイプ加工の自動化、効率化、高品質化について、少しでもご興味をお持ちになられたお客様は、BLM GROUP JAPANが運営する、パイプ加工機選定ナビまで、お気軽にお問い合わせください。