なぜ今、サーボ制御なのか?――CNCパイプベンダー8つの利点

Pipe Bender / Servo

省エネ・高信頼のパイプ曲げへ。
― サーボ制御CNCパイプベンダー 8つの利点

サーボモーター制御式CNCパイプベンダーは、自動車・オートバイ・航空宇宙・家具・産業車両・冷暖房システムなど、あらゆる分野で活用されています。その8つの利点をご紹介します。

サーボモーター制御式CNCパイプベンダーを活用すると、大量のパイプ部品をスピーディーに曲げ加工できます。この記事では、その8つの利点について順にご説明します。

サーボモーター制御式CNCパイプベンダーの加工
Contents
  1. 自動設定・調整
  2. 高い再現性
  3. 高度な生産効率
  4. 高品質
  5. 移行期間なし
  6. エネルギー消費量の低減
  7. 清潔な作業環境
  8. 高い信頼性

01 自動設定・調整

サーボモーター制御式CNCパイプベンダーでは、クランプダイ・プレッシャーダイ・マンドレルの位置調整、クランプダイのパイプへの圧力調整など、油圧式で必要な手動調整を行う必要がありません。生産切り替えの際に必要な設定を、プログラミングソフトウェアですべて自動で行えます。手動での設定・調整が不要なため、経験の浅いオペレーターでも作業を中断することなく効率的に進められます。

サーボ制御パイプベンダーの調整を行うオペレーター

02 高い再現性

最大の利点は、要求精度を達成しやすく、その精度を安定して再現できる点です。手動調整が不要なため、過去に行った加工を記録したパラメータの設定を簡単に呼び出し、前回と同様の加工を行えます。つまり、人手によるミスを排除し、専門オペレーターがいなくても思い通りに高精度な加工ができます。

代表的な例が下の部品です。家具に使われる部品で、小さな曲げと大きな曲げが施されています。このように高精度かつ複雑な加工が求められる場合、経験豊富なオペレーターでも全く同じ製品を作り続けるのは困難です。しかしサーボ制御なら、記録したパラメータを呼び出せるため、全く同じ製品を長期的に製作できます。

デザイン家具用の曲げパイプ部品

03 高度な生産効率

動きはCNC軸によって制御されています。ソフトウェアの能力を活用することで、加工する部品に応じた最適な曲げサイクルを実現。パイプからのリリース動作がよりスムーズかつ高速になり、サイクルタイムの短縮につながります。

下の動画は、BLM GroupのCNCパイプベンダー「E-TURN」が曲げサイクルの最適化を行っている様子です。ぜひご覧ください。

04 高品質

加工対象の製品に応じて曲げ力を柔軟に調節できます。板厚の薄いパイプや厚いパイプ、延性のある材料や硬い材料など、対象に応じて曲げ力を変更。完成品の品質が大幅に向上するだけでなく、製品にかかる無駄な負荷が軽減されるため、摩耗が少なくなり、製品の寿命が延びる効果も得られます。

さらにBLM Groupのサーボ制御式では、ソフトウェアがパイプ曲げの技術パラメータを自動で最適化するプロセス機能を搭載。銅やアルミのような加工が難しいパイプ、板厚の薄いパイプでも、適切な曲げ力で加工でき、製品の欠陥を防止します。

サーボ制御パイプベンダーで加工したアルミのコイル

05 移行期間なし

温度や熱衝撃の影響を受けないため、加工条件に左右されず常に100%の動力で稼働できます。機械の作業条件が変化する「移行期間」が存在しないため、継続的に同じ生産効率で加工を行えます。

06 エネルギー消費量の低減

エネルギー価格の上昇が進むいま、消費量を抑えて無駄なコストを削減することが重要です。サーボ制御式で基本的にエネルギーを消費するのはモーターのみで、電力使用量は加工の瞬間に出力される力によって決まります。つまり、エネルギー消費は必要なときだけで、大幅なコスト削減が可能です。

さらにBLM GroupのCNCパイプベンダーは、軸の減速段階でエネルギーを回収・蓄積し、曲げ加工に再利用できます。エネルギーを節約するだけでなく、消費量のピークを減らすことも可能です。

パイプベンダーのエネルギー消費量比較

07 清潔な作業環境

清潔な作業環境は、清掃コストだけでなく、安全性やオペレーターの満足感にも良い影響を与えます。油圧式のパイプベンダーでは、油圧システムのフランジや継手、経年劣化したシールから油漏れが発生することがあり、機械や床を汚し、液だれや汚れ、環境汚染の原因になりがちです。

サーボモーター制御式なら油を全く使用しないため、清潔な作業環境を常に維持できます。

油を使わない清潔な作業環境

08 高い信頼性

オイル交換や補充、フィルターやシールの交換、漏れのチェックといった作業は必要ありません。さらに最新機では、軸管理に関するすべての情報(異常を含む)がCNCを経由するため、故障の際には情報が直接管理会社に送られ、迅速かつ効率的に遠隔からメンテナンスを行えます。

サーボ制御式は油圧式に比べ、故障のリスクが非常に低いのも特長です。油圧システムの故障(漏れ・シール・バルブ破損など)がなく、入出力ボードやピストンリミットスイッチ、信号用ケーブル等もないためです。

まとめ

今回は、サーボモーター制御式CNCパイプベンダーの8つの利点をご紹介しました。BLM Group Japanでは、様々なサーボ制御式CNCパイプベンダーを保有しています。お客様のご要望によって最適な機種は異なりますが、お客様に最適なパイプ加工機をご提案します。

省エネ・高信頼のパイプ曲げなら、サーボ制御。実機見学やテストカットで、ぜひその実力をご確認ください。

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