パイプ加工機、
メンテはどうする?
― ベンダーとレーザー、お手入れの違い
製品品質を保ち、急な稼働停止を避けるために欠かせない定期メンテナンス。CNCパイプベンダーとパイプレーザー、それぞれのお手入れのポイントをまとめました。
工作機械は、製品の品質を保ち、急な稼働停止を避けるためにも、定期的なメンテナンスが不可欠です。パイプ加工機にはさまざまな種類があり、機種によってお手入れの方法も変わります。この記事では、代表的な「パイプベンダー機」と「パイプレーザー機」のメンテナンスについて解説します。
- CNCパイプベンダー機のメンテナンス
- パイプレーザー機のメンテナンス
- 2機種のお手入れを一覧で
CNCパイプベンダー機のメンテナンス

パイプベンダー機は、日常的なお手入れをする程度で、メンテナンスはほとんど必要ありません。ただし、大トルクで正確な動作が求められる「機構部」については、定期的なグリスアップを。グリス切れによる摺動部の劣化を防げるので、お手入れと併せて実施するのがおすすめです。
使用状況によってはモーターや制御ユニットが故障することもありますが、これは極めて稀です。なお、BLM Group製パイプベンダーはイタリア製ですが、万が一故障しても最短2日で部品をお届けできます。
パイプレーザー機のメンテナンス

ベンダー機のメンテナンスはシンプルでしたが、パイプレーザー機はどうでしょう。こちらはベンダー機とは違い、メンテナンスをしっかり行う必要があります。
特に、ファイバーレーザーの心臓部であるカッティングヘッドに汚れが付くと、出力や精度の低下、最悪の場合は故障につながる恐れがあります。カッティングヘッドのエリア内は、常に清潔に保つよう心がけてください。加工を行うと加工ヘッド上部の保護レンズが汚れるため、定期的な清掃も必須です。
また、ファイバーレーザーには冷却が欠かせません。排風部分にほこりが溜まって冷却能力が落ちると、正常に動作しない、出力が安定しないといったトラブルの元になります。こまめにチェックしましょう。消耗品への配慮も必要です。BLM Group製ファイバーレーザー機のノズルは、板厚3mmの鉄板加工で160〜200時間に1回の交換が目安。ただし定期的にお手入れしていれば長持ちします。
・カッティングヘッドのエリアを常に清潔に
・保護レンズを定期的に清掃
・排風部のほこりを除去し、冷却能力を保つ
・ノズルは目安どおり交換(板厚3mm鉄板で160〜200時間に1回)
2機種のお手入れを一覧で
| CNCパイプベンダー | パイプレーザー | |
|---|---|---|
| メンテ頻度 | ほとんど不要(日常のお手入れ程度) | しっかり必要 |
| 主な作業 | 機構部のグリスアップ | ヘッド・レンズの清掃、冷却管理、ノズル交換 |
| 消耗品 | ほぼなし | ノズル・保護レンズなど |
| 怠るとどうなる | 摺動部の劣化 | 出力・精度低下、故障の恐れ |
まとめ
パイプ加工機は、定期的なメンテナンスによって機械も消耗品も長持ちします。ベンダー機は日常のお手入れ中心、レーザー機は清掃・冷却管理・ノズル交換が要点。それぞれに合ったお手入れを心がけてください。
定期的なお手入れが、機械を長く正確に保つ近道です。

