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パイプ加工機技術記事 詳細

おしゃれな乗り物♪フットバイクとは

プロローグ

社名:Kostka  原産国:チェコ HP : https://www.kostkafootbike.com/

スタイリッシュで、かっこいいフットバイク。
さすがヨーロッパの国って感じですね。
実は、このフットバイクの製造過程にもビーエルエムのパイプレーザー機とパイプベンダー機が使用されているんですね。

動画 : https://www.youtube.com/watch?v=kEnWMR-fm-I
(※18秒~31秒で登場しています)

状況

Kostka は、1993年にチェコ共和国で金属製フェンスの溶接下請けとしてスタートしました。その後、金属加工サービスを提供しながら自転車フレームの製造を開始し、10年後にはキックスクーターの製造も開始しました。2001年、中国との競争が激化し、自転車の生産は中止され、キックスクーターの生産が同社の中核事業となりました。
今日、Kostkaは25種類以上のキックスクーターのモデルを製造しています。都市での使用、ツーリング、フィットネス、レース用に設計されたモデルがあります。年間約10,000台が工場から出荷されています。生産台数は年率10%で増加しています。

出来事

数年前、Kostka は同じ品質を維持しながら生産性を向上させるために、機械へ投資することを決めました。部品の精度はキックスクーターで最も重要な要素の一つであり、製品の最終的な性能に影響を与えます。最初のアイデアは、自動鋸切断機に投資することでした。その後、LT8.10 3Dパイプレーザー切断のシステムを発見しました。BLM技術により、Kostkaはキックスクーターの製造プロセスに革命を起こし、古い手動のシステムに取って代わり、新たな可能性を開き、多様な顧客の増加に対応することを可能にしました。

思索

Kostkaのキックスクーター最新モデルは、BLMグループの技術を活用して設計されました。新しい曲げ加工とレーザー切断システムにより、多くの溶接部をなくし、部品点数を大幅に削減しました。
これまでは5つの異なる作業(切断、バリ取り/トリミング、微調整、溶接、穴あけ)を必要としていましたが、今日ではたったの2つの作業で済みます。
1、 自動パイプレーザー切断加工
2、 オールサーボモーターによるパイプ曲げ加工
その結果、時間は83%削減され、コストは66%削減されました。
チューブフレームの全パーツはLT8.10 3Dパイプレーザー切断機で加工されます。

パイプベンダー機(E-TURN)は、最も重要な部分を穴を開けた状態で曲げます。パイプフレームはロボットによって自動的に溶接されるため、切断精度が非常に重要になります。LT8.10パイプレーザー機は生産性と加工品質を向上させました。
生産性が大幅に向上し、不良品が減少しました。

パイプレーザー機

パイプレーザ機に2つの異なる搬入装置を持つことは、シート加工機と同じコンセプトで、次のジョブの段取りを可能にするため、非常に有効です。急なジャストインタイムの仕事が入ってきても、今の仕事を中断させたり、複雑なマテハン作業をしなくてもカットできるようになりました。

パイプベンダー機

パイプ曲げ加工には、左右曲げ加工が同時に可能な3Dマシンを採用。システムの柔軟性とレーザー加工後の穴探し機能がBLMを選んだ決め手となりました。