正確な組み立てが、輸出を変える。
― LT FIBERの精度が生む競争力
デザイナーズ家具への情熱をビジネスへと昇華させた、嘉興海燕電子科技の李氏。パイプレーザーの”精度”が、いかにして勝つためのビジネス戦略の鍵となったのかをご紹介します。
嘉興海燕電子科技の創業者であり、唯一のオーナー兼総経理である李氏は、常にデザイナーズ家具に真の魅力を感じていました。食品加工業の原材料の売買をしながら、副業として木製家具をデザイン。1995年、資金が貯まると同時に、自らデザインした家具を販売するビジネスを開始し、情熱をビジネスにまで昇華させました。
- ビジネスの歩みと欧米市場戦略
- 自動化と技術革新への挑戦
- なぜLT FIBERを選んだのか:精度という決め手
- ArTubeとProTubeで、設計から生産管理まで
ビジネスの歩みと欧米市場戦略
従業員30名、投資額約100万元(〜1600万円)からスタートした嘉興海燕電子科技は、現在、6万平方メートルの敷地に500名以上の従業員を抱え、売上高は3700万米ドル以上。近い将来、大きな成長が見込まれています。生産は主にオフィス家具で、電動で高さを調節できる机のほか、椅子、棚、作業工具台などがあります。
現在、生産量の8〜9割は米国向けで、中国に残るのは1〜2割。嘉興海燕は20年以上前から米国最大級のオフィス家具オンライン販売プラットフォームと提携しており、李氏はオンライン販売の直接的で現実的、時間的ロスのない点を高く評価しています。ビジネスの意思決定プロセスがより簡単で直接的な欧米市場に注目し、最近ではドイツのパートナーを見つけ、米国で成功したビジネスモデルをヨーロッパでも再現しようとしています。
2020年は良い年ではありませんでしたが、それはコロナのせいではありません。パンデミックによる操業停止は短期間で済んだ一方、米中貿易戦争の方がはるかに大きなダメージを与え、大規模で重要な受注を失う結果となりました。しかし2021年には受注が2019年の水準に戻るとの楽観的な見方が広がりました。アメリカとヨーロッパの認証を取得する必要があったため、生産工程の刷新や、主にヨーロッパから輸入した最新鋭機械の導入により、製品の品質を高めることになりました。
自動化と技術革新への挑戦
李氏によれば、高い品質と再現性を保証するには、生産工程を自動化し、できるだけ人の手を加えないようにする必要があるとのこと。一方、想像力と創造力がかけがえのない資質である設計・研究開発部門には、多くの人材が求められます。
李氏が目指したのは、製品にもっと技術革新を導入すること。ホームオートメーションの原理をワークスペースに持ち込んだインテリジェントオフィスを考えると、そう珍しいことではありません。携帯電話やノートパソコン、ヘッドセットなどのWiFiデスクトップ充電器や、デスクから窓やカーテンを遠隔操作するといった研究開発が進められています。使い勝手がよく、作業環境をより効率的に、より快適にする家具アイテムです。
今後の成長のためには、欧米での販売・マーケティング網の強化や、完成品の組み立てを行う工場を米国に設立するといった物流面の改革が必要です。これは、完成品ではなく部品を送ることで、同じ輸送量なら輸送コストを削減できるという大きなメリットを享受するため。そのため、簡単かつ正確に組み立てられる製品の開発がますます重要になっています。
なぜLT FIBERを選んだのか:精度という決め手
品質と簡単な組み立ての必要性から、李氏はBLMグループのLT FIBERシステムの購入を決めました。以前は地元で生産されたシステムでパイプのレーザー切断を行っていましたが、必要な精度が得られなかったのです。
シートメタルのレーザー切断とパイプのレーザー切断は、まったく異なる課題を持つ2つの異なるプロセスです。パイプは必然的に3次元加工が必要となり、断面や半径に多数の寸法的な欠陥があります。これらの欠陥は長さ方向に変化し、パイプのねじれによって増幅されることがよくあります。こうした不完全性を管理できることが、パイプレーザーシステムの大きな特徴です。
LT FIBERの導入により、李氏の会社では、インサートやジョイントの品質を確保するために必要な精度で、好きな形状の穴をレーザー加工できるようになりました。これによって、海外に送る部品も正しく組み立てられることが保証されました。たとえば電動デスクの場合、小さなロックピンが数段のセクションを通過する必要があり、接合部や穴の位置・大きさが正確であることが非常に重要です。
ArTubeとProTubeで、設計から生産管理まで
李氏は、ArTubeのプログラミングソフトが、製造する構造物の3次元モデルを構成する個々のチューブを自動的に識別し、パイプレーザーのシステム用にそれぞれのパーツプログラムを作成する点に、もうひとつの利点を見出しました。設計者のプログラミングもシンプルでわかりやすかったといいます。
さらに李氏は、生産管理ソフトウェアProTube Enterpriseが提供する、いつでも生産状況全体を監視できる機能を非常に高く評価しています。
まとめ
嘉興海燕電子科技にとって、パイプレーザーの精度は単なる加工品質の話ではなく、正確な組み立てと輸送コスト削減を両立し、欧米市場で勝つためのビジネス戦略の鍵でした。LT FIBERとArTube・ProTubeが、その成長を支えています。
精度は、勝つための戦略になる。実機見学やテストカットで、ぜひその実力をご確認ください。
LT FIBERをはじめとするパイプレーザー加工システムや、パイプ加工でお困りのお客様は、BLM Group Japanが運営するパイプ加工機選定ナビへお気軽にお問い合わせください。実機見学・テストカットサービスも承っています。
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