【基礎】パイプ曲げ加工の種類 ― ドロー曲げ・ロール曲げの使い分け

Pipe Bending / Basics

パイプ曲げって何?
― ドロー曲げとロール曲げ、2つの違いを解説

パイプの曲げ方には、大きく分けて2種類あります。精度が出しやすいドロー曲げと、融通のきくロール曲げ。それぞれの特徴と使い分けを解説します。

パイプの曲げ方には、ドロー曲げロール曲げの2種類があります。名前は聞いたことがあっても、違いまでは意外と知られていないもの。この記事では、それぞれの仕組みと得意・不得意を整理します。

2種類のパイプ曲げ

ドロー曲げ

ドロー曲げは、パイプベンダーでよく使われる一般的な方法。パイプをクランプで保持したまま、引っ張りながら曲げていきます。優れているのは、ロール曲げに比べて精度が出しやすい点。ものによっては、パイプ径1D以下(パイプ径が曲げRより小さい)でも曲げられます。ただし、金型に巻き付けて曲げRをつくるため、決まった曲げRでしか曲げられません。金型が大きくなるような大径の曲げには不向きです。

ロール曲げ(バリアブル曲げ)

ロール曲げは、3本ロールのように回転する機構部にパイプを保持させ、押しながら曲げRをつくる方法。別名バリアブル曲げとも呼ばれます。パイプサイズの10倍以上のRから曲げられます(例:φ20のパイプ → R200以上が可能)。優れているのは、途中で曲げRを変えられるなど、融通がききやすいこと。ただしパイプの塑性に影響されやすく、ドロー曲げほどの精度は出せません。

ドロー曲げ と ロール曲げ の違い
ドロー曲げ ロール曲げ
曲げ方 クランプで保持し引っ張る 回転ロールで押す
精度 高い やや劣る(塑性の影響を受ける)
曲げRの自由度 決まったRのみ(金型依存) 途中でも変更でき、融通がきく
得意な曲げR 小さなR(1D以下も可) 大きなR(径の10倍以上)

こちらの動画で、実際にパイプを曲げている様子をご覧いただけます。

まとめ

今回は、パイプ曲げ加工の種類をご紹介しました。動画のCNCパイプベンダー機なら、ドロー曲げとロール曲げを一度に行うことができ、生産効率を飛躍的に高められます。

精度のドロー、自由度のロール。両方を1台でこなせます。

※ パイプ加工品の製作も承っています。バナーよりお気軽にご相談ください。

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