パイプ加工、無人でどこまで?
― 矯正から曲げまで、全自動でつなぐシステム
矯正・切断・フォーミング・曲げ。複数の工程を人の手を介さずにつなぎ、仕掛りゼロで生産する。そんなパイプ加工の無人化システムをご紹介します。
パイプ加工の複数工程を、まるごと自動でつなげたら――。まずは、こちらの動画をご覧ください。矯正から曲げまでを人の手を介さずに進めていく、無人化システムの実際の動きです。
- 工程を無人化する、パイプ加工システム
- 無人化のメリット ― 5日を1日に
- システムを構成する3機種
工程を無人化する、パイプ加工システム
この動画のシステムは、次の工程をすべて自動で行っています。
それぞれの工作機械は独立して動いていますが、ワークを送るのはロボットアーム。機械同士が連携することで、無人での生産を実現しています。このシステムは、2種類の加工品を、1時間あたり112個ずつ同時に製作できます。
無人化のメリット ― 5日を1日に
同じ加工品を、パイプ加工機+人の手で作ろうとしたら、どうなるでしょう。一般的な加工業者さんなら、リードタイムが延び、数日かかることも少なくありません。工程が複数あると、同じ工程をまとめて実施しがちで、どうしても仕掛りが発生します。さらに、仕掛りを次の工程へ運び、セットする手間も加わります。たとえば、こんな具合です。
・材料を購入 → 1日(仕掛品)
・矯正、寸法切断 → 1日(仕掛品)
・フロントフォーミング → 1日(仕掛品)
・曲げ → 1日(仕掛品)
・バックフォーミング → 1日(完成品)
合計 5日
いっぽう動画の全自動システムなら、1日8時間の稼働と仮定して、1種類で450個、2種類で900個近くを交互に同時生産できます。だから仕掛りが発生せず、リードタイムも短縮。これは加工業者様にとって、大きなメリットではないでしょうか。
| 手作業 | 全自動システム | |
|---|---|---|
| リードタイム | 数日(例:5日) | 大幅に短縮 |
| 仕掛り | 工程ごとに発生 | 発生しない |
| 生産数(8時間) | 工程移動に時間 | 1種450個/2種900個近く |
| 稼働 | 人手に依存 | 無人で連続稼働 |
システムを構成する3機種
このシステムは、BLM Group製の加工機を組み合わせることで実現しています。構成している機種をご紹介します。
・3-RUNNER

コイルの状態から矯正できるパイプ矯正機、フォーミング機、そして切断機が1台にまとまった機械。今回の自動化の要です。
・SMART

曲げ工程を担う、CNCパイプベンダーです。
・E-SHAPE
パイプの端面加工を担う、フォーミング機です。
これらの機種の間をロボットアームで供給・搬送することで、完全な無人化を実現しています。
まとめ
BLM Group製品は、生産量の増大にともなう加工の効率化を、自動化ソリューションで実現します。もちろん、各加工機のスタンドアローン運用も可能です。矯正から曲げまでをつなぎ、仕掛りをなくしてリードタイムを縮める――それが無人化の大きな価値です。
工程をつなげば、5日が1日になる。パイプ加工の自動化・効率化・高品質化を、ぜひご相談ください。

